国民健康保険にご加入の20〜74歳の皆さまへ

特定健診

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特定健診とは

日本⼈の死亡原因の5割以上を占める「⽣活習慣病」の予防のために、40歳から74歳までの⽅を対象に健診を行います。検査項目は、問診、身体測定、血圧測定、血液検査、尿検査など。「生活習慣病」の発症リスクを高める「メタボリックシンドローム」に着⽬した検査を行っています。

特定健診(=特定健康診査)は、健康状態を検査して「生活習慣病」や発病はしていないものの健康な状態から離れつつある状況をキャッチし、早期予防・発見・治療する目的で行われています。また、健診の結果「生活習慣病」やその傾向のある方々に対して、ひとりひとりに合った生活習慣の改善に向けた「特定保健指導」を実施しています。
一年に⼀度、特定健診を受診し、ご⾃⾝の健康状態を確認するとともに健康寿命を延ばすための生活習慣を心がけましょう。

⽣活習慣病は早期予防・発見・治療がカギ

⽣活習慣病はどんな病気?

「⽣活習慣病」とは、偏った食事、運動不足、睡眠不足、喫煙、飲酒、ストレスなど、日々の生活習慣が原因となって発症・進行する病気のこと。がん(悪性新生物)、心疾患、脳⾎管疾患(脳梗塞やクモ膜下出⾎など)、糖尿病など、様々な病気が含まれます。
「⽣活習慣病」は、⽇本⼈の死因の半数以上を占めており、中でもがん(悪性新生物)は29.0%と、死亡原因の第1位。
また、⼼疾患や脳⾎管疾患などの循環器病による死亡は、全国で19.0%と大きな割合を占めています。

死因別の割合

生活習慣病 51.0% A〜Fの合計 その他の疾病49.0%
  1. 悪性新生物 … 29.0%
  2. 脳血管疾患 … 7.0%
  3. 腎不全 … 1.9%
  4. 糖尿病 … 1.1%
  5. 高血圧症心疾患及び心腎疾患 … 0.5%
  6. 心疾患(高血圧症除く)… 11.6%
資料:令和元年 人口動態調査(厚生労働省)
  • ここでは、心疾患、脳血管疾患、腎不全、糖尿病、高血圧性疾患及び心腎疾患を生活習慣病として分類している。
  • 生活習慣病の円グラフの計は端数処理の関係上51.0%にならない。

⼼疾患や脳⾎管疾患は、動脈硬化が大きな要因となって起こる病気です。動脈硬化を起こしやすくする危険因子は、高血圧・喫煙・糖尿病・脂質異常症(高脂血症)・肥満など。特にお腹周りの内臓に脂肪が蓄積した「内臓脂肪型肥満」に高血糖・⾼⾎圧・脂質異常の2つ以上を併せ持った状態を「メタボリックシンドローム」といいます。それぞれ単独でも動脈硬化を進行させますが、危険因子が多くなるほど⼼疾患や脳⾎管疾患などの「生活習慣病」を引き起こすリスクが高まります。

  • レベル1
    • 不適切な食生活(エネルギー・食塩・脂肪の過剰等)
    • 身体活動・運動不足
    • 喫煙
    • 過度の飲酒
    • 過度のストレス
  • レベル2

    メタボリックシンドローム

    • 肥満(内臓脂肪型肥満)
    • 生活習慣病予備軍(正常高値血圧、高血糖(境界領域)等)
  • レベル3
    • 肥満
    • 糖尿病
    • 高血圧
    • 脂質異常症
  • レベル4
    • 虚血性心疾患(心筋梗塞・狭心症等)
    • 脳卒中(脳出血・脳梗塞等)
    • 糖尿病の合併症(腎症・網膜症等)
    • 下肢末梢動脈疾患
  • レベル5

    生活機能の低下、要介護状態

    • 日常生活における支障
    • 半身の麻痺、失明、人工透析、下肢切断
    • 認知症

特定健診の目的

死亡原因の過半数を占める「生活習慣病」を予防し、発症させないことが「特定健診」の大きな目的です。「特定健診」では、「生活習慣病」の要因である「メタボリックシンドローム」に着目した健診を実施。その結果を踏まえて⾷⽣活や運動習慣、喫煙といった⽣活習慣を改善するための「特定保健指導」を⾏い、「⽣活習慣病」の予防・改善につなげます。
「メタボリックシンドローム」あるいはその予備群と考えられる⼈は、男⼥とも40歳ごろから増加の傾向があります。定期的に「特定健診」を受けて⾃分⾃⾝の健康状態を常に把握し、「生活習慣病」のいち早い予防や早期発見・治療を心がけましょう。

受診する皆さんにとっての具体的なメリットは次のとおりです。

CHECK!受診する皆さんにとってのメリット
  1. ⾃分⾃⾝の健康状態を正しく把握し、毎年受診することによって体の変化に気づくことができる
  2. 健診結果に沿って、個々の健康状態や生活スタイルに合わせたアドバイスが受けられる
  3. 特定保健指導による⽣活習慣の改善や、医療機関の受診による早期発見・治療が、健康寿命の延伸につながる

「特定健診・特定保健指導」は職場や地域で毎年実施されています。対象となる40〜74歳の⽅は必ず受けるようにしましょう。

特定健診の受け方

個⼈事業主の⽅や住⺠の⽅(国⺠健康保険加⼊者の⽅)

1. 特定健診の案内

国⺠健康保険に加⼊されている40〜74歳の⽅が対象となります。
市町村から「受診券」、「特定健診の案内」、「がん検診の申し込み」など、受診の案内がご⾃宅に届きます。

2. 特定健診の受診

市町村の特定健診は、主に「個別健診」・「集団健診」・「がん検診との同時実施」の 3つの⽅法から選ぶことができます。

個別健診
  • 実施医療機関に直接電話などで予約してください。
  • ご⾃分の都合に合わせて受診することができます。

所要時間:1〜2時間(医療機関によって変動する場合あり)

受診の流れ
(例)

  1. 医療機関と健診日の決定
  2. 医療機関に予約
  3. 受診
  4. 結果確認
集団健診
  • 地域の公⺠館や保健センターなどで受診することができます。かかりつけ医のあるなしにかかわらず、どなたでも利⽤可能です。
  • 健診の⽇時や場所は、あらかじめ決まっています。
  • 事前に市町村の担当窓⼝に予約が必要です。お住まいの市町村窓⼝でご確認ください。
    →市町村の健診・検診情報はこちら

所要時間:1〜2時間(医療機関によって変動する場合あり)

受診の流れ
(例)

  1. 健診日の決定
  2. 市町村に予約
  3. 受診
  4. 結果確認
がん検診との同時実施

特定健診とがん検診が同じ⽇に受診できます。何度も健診に⾏かなくても1度にまとめて受けることができます。
お住まいの市町村にご確認ください。

所要時間:2〜3時間

受診の流れ
(例)

  1. 健診日の決定
  2. 市町村に予約
  3. 受診
  4. 結果確認

会社勤務の⽅とそのご家族(健康保険、共済保険加⼊者の⽅)

各医療保険者が実施主体です。お持ちの保険証により医療保険者を確認いただき、⾃分が加⼊している医療保険者にご確認ください。

特定健康診査の検査項⽬

特定健診の基本的な項⽬
問診
  • 既往歴(服薬歴、喫煙習慣を含む)
  • ⾃他覚症状(理学的所⾒)
計測・測定
  • ⾝⻑・体重・腹囲・BMI
  • ⾎圧
尿検査
尿糖・尿たんぱく
血液検査
  • 肝機能(AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GT(γ-GTP))
  • 脂質(トリグリセライド、HDLコレステロール、LDLコレステロールまたはNonHDLコレステロール)
  • ⾎糖(空腹時⾎糖またはHbA1c)
詳細な健診の項⽬

心電図・眼底・貧血・クレアチニン

特定健診を受けた後は?

特定健診の結果を踏まえ、⽣活習慣病の発症リスクが⾼く、生活習慣の改善による生活習慣病の予防効果が期待できる方に対し、医師や保健師、管理栄養⼠などによる、対象者⼀⼈ひとりに合わせた⽣活習慣を⾒直すためのアドバイス「特定保健指導」が⾏われます。⽣活習慣病のリスクが⾼いと判定された場合でも、バランスの取れた食生活や適度な運動習慣を身に付け、普段の⽣活習慣を改善することによって、⽣活習慣病の予防や健康状態の改善が可能です。
指導の内容は、リスクの程度(⾎圧、⾎糖、脂質、喫煙歴など)に応じて「動機付け⽀援」と「積極的⽀援」の2つに分けられます。

⽀援の流れは次のとおりです。

動機付け支援

  1. 対象者が自らの健康状態を自覚し、生活習慣を振り返り、生活習慣変容のための行動目標を設定でき、すぐに実践に移り、その生活が継続できることを目指した支援を実施

  2. 1)面接による支援

    1人20分以上の個別支援(情報通信技術を活用した遠隔面接は30分以上)、又は1グループおおむね80分以上のグループ支援(1グループおおむね8名以下とする)

  3. 2)実績評価
    (初回面接から3ヶ月以上経過)

    設定した行動目標が達成されているか、身体状況や生活習慣に変化が見られたかについて評価

積極的支援

  1. 「動機付け支援」に加えて、定期的・継続的な支援を行うことにより、生活習慣変容のための行動目標の達成に向けた実践に取り組みながら、その生活習慣が継続できることを目指した支援を実施

  2. 1)面接による支援

    1人20分以上の個別支援(情報通信技術を活用した遠隔面接は30分以上)、又は1グループおおむね80分以上のグループ支援(1グループおおむね8名以下とする)

  3. 2)3ヶ月以上の継続的な支援
    支援A(積極的関与タイプ)

    支援計画の実施状況確認のため、取組と評価等について記載したものの提出を求め、それらに基づいた支援を実施

    支援B(励ましタイプ)

    支援計画の実施状況の確認と励ましや賞賛による支援を実施

  4. 3)実績評価
    (初回面接から3ヶ月以上経過)

    設定した行動目標が達成されているか、身体状況や生活習慣に変化が見られたかについて評価

対象となる方は、特定健診を受け、健診結果をきちんと確認し、健康増進に努めましょう。もし、特定保健指導の対象になった場合は、自分自身の生活習慣を見直す“きっかけ”になると受け止め、ぜひそれを役立てるようにしましょう。

まずは、お住まいの市町村の情報をチェック!!

特定健診では、通常10,000円程度の検査内容が各自治体によって無料〜千円で受診が可能です。

また、がん検診についても、安心して検診を受けられるようなサポートを実施しています。元気に長生きできる健康づくりのための第一歩として、まずは健診・検診を受けましょう。

ふくおか健康づくり県民運動 市町村の健診・検診情報はこちら

新型コロナウイルス感染症の発生状況により、健診・検診実施時期等を変更する場合もあります。その他各健診・検診の対象者等の詳細は、お住まいの市町村へお問い合わせください。

市町村の健診・検診情報はこちら