国民健康保険にご加入の20〜74歳の皆さまへ

がん検診

  1. TOP
  2. がん検診

がん検診

現在、わが国においてがんによる死亡者数は1年間に約38万人、福岡県でも約1.6万人(2019年)と、死亡原因の第一位。生涯で2人に1人ががんを経験する時代と言われています。一方、医療の進歩により、がんは治せる病気になりつつあります。また、多くのがんは食事や運動などの生活習慣に気を付けることで予防ができます。「がん検診」によって早期発⾒・治療を行うことが、がんのリスクから身を守ることにつながります。

また、「がん検診」は症状のない⼈が対象です。自覚症状がある場合や経過観察が必要な場合は、「検診」ではなく医療機関を受診しましょう。

国が推奨する5種類の「がん検診」

「がん検診」は、「がんによる死亡率を低下させることが科学的に証明された」検診です。がんにはさまざまな種類がありますが、国によって受診がすすめられている「がん検診」は次の5種類。これらのがんは罹患率(かかる率)や死亡率が高い一方、検診で早期発見・治療することによって、死亡率が下がることが確認されています。

胃がんについて

胃がんは、50歳代以降にかかる人が多く、わが国のがんによる死亡原因の多くを占めるがんです。早期の胃がんは⾃覚症状がないことが多く、胃の痛み、不快感、⾷欲不振、⾷事がつかえるなどの症状がある場合には検診を受診せず、すぐに医療機関を受診する必要があります。

胃がん検診について

対象者
50歳以上 ※当分の間、胃部エックス線検査については40歳以上に対し実施可
受診間隔
2年に1回 ※当分の間、胃部エックス線検査については年1回実施可
主な検査項目
問診に加え、胃部エックス線検査⼜は胃内視鏡検査のいずれか

肺がんについて

肺がんはわが国のがんによる死亡原因の多くを占めるがんです。早期の肺がんは⾃覚症状がないことが多く、⾎痰(けったん)、⻑引く咳、胸痛、声のかれ、息切れなどの症状がある場合には検診を受診せず、すぐに医療機関を受診する必要があります。

肺がん検診について

対象者
40歳以上
受診間隔
年1回
主な検査項目
質問(医師自らが対面により行う場合は問診)、胸部エックス線検査および喀痰細胞診(ただし喀痰細胞診は、原則50歳以上で喫煙指数が600以上の方のみ。過去の喫煙者も含む)

大腸がんについて

⼤腸がんは近年増加の傾向にあり、がん羅患数の順位(2018年)が第一位です。早期の⼤腸がんは⾃覚症状がないことが多く、血便や腹痛、便の性状や回数が変化したなどの症状がある場合には検診を受診せず、すぐに医療機関を受診する必要があります。

大腸がん検診について

対象者
40歳以上
受診間隔
年1回
主な検査項目
問診、便潜⾎(べんせんけつ)検査(※便の中に混じる⾎液を検査)

乳がんについて

乳がんは、40~50歳代の女性に多く、罹患率が年々増加しています。早期の乳がんは⾃覚症状がないことが多く、しこり、乳房のひきつれ、乳頭から⾎性の液が出る、乳頭の湿疹やただれなどの気になる症状がある場合には検診を待たず、すぐに医療機関を受診する必要があります。

乳がん検診について

対象者
40歳以上
受診間隔
2年に1回
主な検査項目
問診、乳房エックス線検査(マンモグラフィ)

子宮頸がんについて

⼦宮頸がんにかかる⼈は、⼥性のがんの中でも⽐較的多く、30〜40歳代の⼥性で近年増加傾向にあります。早期の⼦宮頸がんは⾃覚症状がないことが多く、⽉経(⽣理)以外の不正出⾎や閉経後の出血がある場合や⽉経が不規則、下腹部や腰の痛み、尿や便に血が混じるなどの症状がある場合には検診を受診せず、すぐに医療機関を受診してください。また定期的に婦⼈科を受診し、経過観察中の⽅はがん検診ではなく、受診中の担当医の指⽰を受ける必要があります。

子宮頸がん検診について

対象者
20歳以上
受診間隔
2年に1回
主な検査項目
問診、視診、細胞診(※⼦宮頸部にある細胞を検査)、内診

がん検診の受け方

お住まいの市町村では、健康増進法に基づき、「がん検診」を実施しています。ほとんどの市町村が「がん検診」の費⽤の多くを負担しており、⼀部の⾃⼰負担で「がん検診」を受けることができます。なお、職場や加⼊する健康保険組合等でも「がん検診」を実施している場合がありますので、ご確認ください。また、前述の5種類のがん検診が実施される期間や場所にはばらつきがあり、日時や場所が限定される場合があります。一度にすべての「がん検診」が受けられないこともあります。

1. がん検診の案内

40歳以上(胃がんは50歳以上、子宮頸がんは20歳以上)の⽅が対象となります。市町村から「受診券」、「がん検診の案内」、「がん検診の申し込み」などの受診の案内が⾃宅に届きます。また、郵送される書面だけでなく、各自治体のホームページや広報誌などにも記載されていますので、最新情報をチェックしてください。

2. がん検診の受診

市町村のがん検診を受けるには、主に「集団検診」・「個別検診」の2つの⽅法があります。

集団検診

  • 地域の公⺠館や保健センターなどで受診することができます。かかりつけ医のあるなしにかかわらず、どなたでも利⽤可能です。
  • 検診の⽇時や場所は、あらかじめ決まっています。
  • お申し込みは、「受診券」「保険証」「自己負担金」などをお持ちいただくことで受診できる場合や、事前に市町村の担当窓⼝に予約が必要な場合があるため、お住まいの市町村窓⼝にご確認ください。
    →市町村の健診・検診情報はこちら

受診の流れ
(例)

  1. 検診日の決定
  2. 市町村に予約
  3. 受診
  4. 結果確認

個別検診

  • 個別がん検診の実施医療機関に直接電話などで予約してください。
  • ご⾃分の都合に合わせて受診することができます。

受診の流れ
(例)

  1. 医療機関と検診日の決定
  2. 医療機関に予約
  3. 受診
  4. 結果確認

特定健診との同時実施

特定健診とがん検診が同じ⽇に受診できます。何度も健診に⾏かなくても1度にまとめて受けることができます。
お住まいの市町村にご確認ください。

受診の流れ
(例)

  1. 検診日の決定
  2. 市町村に予約
  3. 受診
  4. 結果確認

がんの知識

がんとはどんな病気?

がんは、体の中で異常な細胞が増えてしまう病気。皮膚や筋肉など人間の体はたくさんの細胞が集まってできています。体の中にある普通の細胞が、異常な細胞に変わり、増え続けたものががんです。がんは、遺伝子が傷つくことによって起こる病気です。がんという病気自体が人から人へ感染することはありません。一部のがんでは、ウイルス感染が背景にある場合がありますが、がんになるまでには、それ以外にも様々な要因が、長い年月にわたって関係しています。

5つの健康習慣を実践して、がんを防ごう

がんの予防には、「禁煙」「節酒」「⾷⽣活」「⾝体活動」「適正体重※の維持」の5つの健康習慣の実践が重要です。これらの健康習慣を実践することによって、将来がんになる危険性を低くすることができます。バランスのとれた食事や定期的な運動などを生活習慣に取り入れて、がんを予防しましょう。

※適正体重とは、中高年の場合男性でBMI21~27、女性でBMI21~25*BMIとは[体重(kg)]÷[身長(m)の2乗]で算出される値。肥満や低体重(やせ)の判定に用いる。

5つの健康習慣を実践することでがんになるリスクが低くなります 禁煙する 食生活を見直す 適正体重を維持する 身体を動かす 節酒する

国⽴がん研究センターでは、⽇本全国の11の保健所の協⼒を得て、調査開始時点で年齢40歳から69歳の男⼥、総計140,420 ⼈を対象に、⽣活習慣とがんやほかの病気の罹患についての追跡調査を実施してきました。その結果、上記5つすべての健康習慣を実践する⼈は、0または1つ実践する⼈に⽐べ、男性で43%、⼥性で37%がんになるリスクが低くなるという推計が⽰されました。

5つのうち実践した健康習慣の数 5つの健康習慣のうち0または1つのみ実践した場合のリスクを100とした場合
  • 0~1つの健康習慣を実施した場合
    男性100%、女性100%
  • 2つの健康習慣を実施した場合
    男性86%、女性86%
  • 3つの健康習慣を実施した場合
    男性72%、女性73%
  • 4つの健康習慣を実施した場合
    男性61%、女性68%
  • 5つの健康習慣を実施した場合
    男性57%、女性63%

Sasazuki, S. et al.: Prev. Med., 2012; 54 (2) :112-6より作成

まずは、お住まいの市町村の情報をチェック!!

特定健診では、通常10,000円程度の検査内容が各自治体によって無料〜千円で受診が可能です。

また、がん検診についても、安心して検診を受けられるようなサポートを実施しています。元気に長生きできる健康づくりのための第一歩として、まずは健診・検診を受けましょう。

ふくおか健康づくり県民運動 市町村の健診・検診情報はこちら

新型コロナウイルス感染症の発生状況により、健診・検診実施時期等を変更する場合もあります。その他各健診・検診の対象者等の詳細は、お住まいの市町村へお問い合わせください。

市町村の健診・検診情報はこちら